埼玉県サッカーチーム・ロクFC TOPページへ
  • お気に入りに登録
  • 相互リンク
  • サイトマップ
  • サイト運営情報
u15.rokufc.com
社会人フットサルチーム
#
#
マクロメディア認定デザイナー
当サイト制作者はマクロメディア社認定の "FlashMX Designer" です

フットサルチーム・ロクFCスポンサー

フットサルチーム・ロクFC携帯サイト

ロクFC・社会人フットサルチーム・公式サイト
ロクFC・社会人フットサルチームの公式サイトはこちらからご覧下さい
Position ロクFC・最新ニュース
最新ニュース
01
00
Contents

サッカーマガジンにロクFCの創設者、高橋氏が紹介されました

サッカーマガジン

ベースボールマガジン社発行の週間サッカーマガジンの7ページに、サッカージャーナリストの西部謙司氏によるコラム、“ボールは判ってくれない”に、ロクFC創設者のロクさんこと、高橋英辰氏が現日本代表監督のイビチャ・オシムと比較される形で掲載されました。

高橋氏が日立製作所を率いていたころに、最重要視をしていたのは走力。その考え方の類似点を元に、比較されております。

以下、掲載内容です

ボールは判ってくれない。文◎西部謙司

「長沼君や岡野君は、一生懸命にメモをとっていたよ」
デトマール・クラマーが来日した頃を振り返って、高橋英辰さん(故人)がそう言っていたのを思い出した。

クラマーさんは多くの名言を残した。長沼健監督、岡野俊一郎コーチは、クラマーの一言一句を聞き逃すまいとくらいついていたという。高橋さんは、すでに日本代表監督を退いていた。“ロクさん”の愛称で親しまれた高橋さんは、若い監督、コーチとは、少し距離を置いてその光景を眺めていたようだ。

高橋さんとは、1992年の欧州選手権のときにご一緒させていただいた。スウェーデンで開催されたこの大会の期間中、編集者だった僕は高橋さんのツアーコンダクターみたいな役割だった。レンタカーを借りて、各地を転々とした。冒頭のセリフは、メキシコ五輪で銅メダルを獲得する長沼・岡野コンビの初期の頃の話だが、高橋さんが少し覚めた目で観察していた様子がうかがえる。

監督(コーチ)は、それぞれ独自の言葉を持っている。外国人の場合は、当然、単語が外国語だから、日本人には余計に物珍しく感じられるものだ。イビチャ・オシム監督が「ボリバレント」とか「水を運ぶ選手」「エレガント」という言葉を発すると、皆が関心を持つ。ハンス・オフト監督のときには「アイコンタクト」「トライアングル」というのがあったし、フィリップ・トルシエ監督のときにも「オートマティズム」とかいろいろあった。クラマーのときも同じだったろう。

高橋さんは、どうやらメモは取らなかったらしい。高橋さんが率いた日立製作所サッカー部は、「走るサッカー」がキャッチフレーズだった。釜本那茂やネルソン吉村を擁して南米のテイストを取り入れていたヤンマー、ドイツのボルシア・メンヘングラッドバッハと提携して欧州のスタイルを目指した三菱、この二大勢力に割って入ったのが、走る日立だった。

「走らないと勝負にならんからな」走りを強調した名伯楽という点で、高橋さんはオシムと似ていた。大男のオシムとは違って、高橋さんは小柄だったが、50歳になっても大学生を手玉に取るぐらいのテクニシャンだったという。「そりゃ、学生のほうが走れるけど、ちょっとボールを動かしてやれば、どっかへ飛んで行っちゃうから」とこともなげにおっしゃっていた。そういう人だからもちろんただ走ればいいと思っていたわけではない。

92年のスウェーデンで、僕は高橋さんにいろいろな質問をした。大変失礼ながら、わざと議論をふっかけたようなこともあった。「西部さんは、よく勉強しているなあ」

“おとぼけのロクさん”は、生意気な編集者をのらりくらりと交わしながら、含蓄のある回答をしてくれた。例えば、当時はまだ目新しかった「プレッシング」という用語を使えば、分からないフリをしながら、必ず本質的な問いを投げ返してきた。新しい用語は、言葉が新しいだけで、すでにピッチの上にあるものを表しているにすぎない場合が多い。僕らは新しい言葉によって、新しい事実を発見したように思いがちだが、注意深い人はすでにそれらは見えている。

高橋さんは、あまり横文字を使わなかった。使えば便利でも、あえて自分の言葉に置き換えることを好んでいたようだ。そのまま鵜呑みにせず、必ず咀嚼する。世界の流行には常に関心を持っていても、日本人がそれをどう行うかという視点も外さなかった。ガーナ戦の記者会見で、オートマティズムについて質問されたオシム監督は、「結婚して40年になるが、まだ家内とのオートマティズムはありません」と、笑いを誘った。まるでロクさんだなと思った。

ジーコ、トルシエと比しても、幅広い独自の言葉を持っているオシム日本代表監督。「自分の言葉」を駆使するという点で、かつて日本代表を二度にわたって率いた故・高橋英辰氏に通じる。

#
スタジオコンチーゴ株式会社 by スタジオコンチーゴ Copyright© 2007 www.rokufc.com All Rights Reserved